日韓友情年2005認定妙法寺日韓仏教文化交流

アジアをつなぐ仏教。国際交流のススメ

「日韓友情年2005」 認定イベント妙法寺日韓仏教文化交流プロジェクト

開催日 平成17年8月20、21日

日韓友情年2005

 

 2004年1月5日から10日までの5泊6日で開催された「韓国・日本青年仏教交流プロジェクト」では、韓国の「社団法人Paramita(パーラミータ)青少年協会」(元澤会長)に招かれた佐賀県の正法事門法華宗の研修団員20人が、韓国の曹渓宗寺院でテンプル・ステイを経験し、日韓両国の文化交流を果たしました。

 平成17年は「日韓友情年2005」と名付けられた両国合同の交流プロジェクトが展開されています。BuPoSo主宰・ふじいぎえいがコーディネートした、日韓友情年2005認定イベント「日韓青少年仏教文化交流プロジェクト」は、8月20、21日の両日にわたり、無事実施することができました。2004年の交流に感動された正法事門法華宗総本山妙法寺に、パーラミータ青少年協会の一行8人を招き、日本文化を披露しました。

 

言葉が通じないというのは、やはり不便なのだろうか?

 

 言葉が通じないというのは、やはり不便なのだろうか?
2004年1月、それまで勤めていた記者時代の韓国の友人から「日本と韓国の青少年と交流をしないか」という話が舞い込んできた。
 もちろん、言葉はしゃべれません。いや、それ以上に「この話って本当なのかなぁ」という気持ちが先行した。何故ならすべて韓国側の招待だ。昔から日本では「甘い話には裏がある」という。

 しかし、これが不思議だった。「あなたを信じるよ」。総勢24名を派遣して下さる方が現れた。年の瀬でそれでなくても多忙なのに、いくら招待とは云え、不安がないといえば嘘になる。

 法華宗正法事門宗総本山獅子王山妙法寺(佐賀県唐津市町)の牛尾日秀管長だ。
 韓国の青少年と共にお寺に宿泊し、歴史や文化を学んだ。「民族や言葉は違っても共にに人間として喜びを共有できた」。帰国後、ハングルを学ぼうと、お寺では「ハングル語講座」も開かれた。そして「この感動を今度は私たちが中心になって、韓国の人々を日本によんでお礼の気持ちを表そう」。これが韓国と日本の両国政府が国交正常化40年を記念した「日韓友情年2005」の認定事業となった「妙法寺日韓仏教文化交流プロジェクト」である。

 

妙法寺日韓仏教文化交流プロジェクト

 

 韓国から招聘したのは大韓国佛教曹渓宗の社団法人「パーラミータ青少年協会」(本部・ソウル)のウオッテック会長」ほか大学生2名を含むスタッフ7名である。受け入れたのは、妙法寺の清水日勢執事長を委員長とする「韓日交流歓迎委員会」である。

写真左/正法事門法華宗総本山妙法寺の大伽藍。写真右上/妙法寺に到着し、手水の作法をするパーラミータ・ウォンテック会長。写真右下/妙法寺境内の祖師堂に合掌するウォンテック会長。

写真左 正法事門法華宗総本山妙法寺の大伽藍。写真右上 妙法寺に到着し、手水の作法をするパーラミータ・ウォンテック会長。写真右下 妙法寺境内の祖師堂に合掌するウォンテック会長。

 

 この組織が素晴らしい。もちろん宗内の役職者が指導的立場を担ったのだが、同宗の青少年の組織である「未来の会(高校生・大学生中心)」と「あすなろの会(小学生から中学生)の意見が反映され実動したことだ。およそ、一年前から取り組み、バザーをして資金を蓄えた。近くの「名護屋城歴史博物」を訪問し日本と韓国の歴史を学ぎ、交流に備えた。

 

8月20日、パーラミータ青少年協会一行、到着

 

 20日、総本山では「未来の会」と「あすなろの会」の「サマーセミナー」が始まっていた。正午から歓迎セレモニー。共にご本尊に「出会いと感謝」の心で合掌する。ここが他の交流と違うところだ。同じ仏教徒として共有する世界がある。
牛尾管長は戦後60年を「貴国を始めとするアジア諸国の多数の人々に多大な苦しみを与えた」と振り返り「日本人の一人としてまことに申し訳とない」と、謝罪の心を表した。

 その上で「己を愛する者は他を害すべからず」という仏陀の教えを引用して「国を越え、政治を越え、民族の違いをを含めも越えて、仏陀の合掌の精神を世界に具現する努力」の中にこそ草の根の交流の意義があると歓迎した。
ウォンテック会長も日本の青少年を韓国に招待したことに触れ「お互いの文化と歴史を理解し、相互理解を深め、友情を育むことができた」として「今まで『近くて遠い国』であった両国の青少年にたちを含め、多様な分野から活発な交流を通し、21世紀の東アジアの平和と繁栄のため協力関係が一層深まるように」と交流を評価した。

写真右/妙法寺管長の歓迎の挨拶。写真左上/親しく懇談する妙法寺管長とウォンテック会長。写真左下/ウォンテック会長も答礼。

写真右 妙法寺管長の歓迎の挨拶。写真左上 親しく懇談する妙法寺管長とウォンテック会長。写真左下 ウォンテック会長も答礼。

写真上左右/妙法寺境内に湧き出した温泉「やまん湯」を訪れるウォンテック会長。写真下左/妙法寺境内に建設中の福祉施設「ほとけの里」。写真下右/妙法寺の青少年が企画した前夜祭では浴衣姿で日本の夏を楽しんだ。

写真上左右 妙法寺境内に湧き出した温泉「やまん湯」を訪れるウォンテック会長。写真下左 妙法寺境内に建設中の福祉施設「ほとけの里」。写真下右 妙法寺の青少年が企画した前夜祭では浴衣姿で日本の夏を楽しんだ。

写真/前夜祭。浴衣に下駄に盆踊り、手作り料理で日本の風物を満載した企画で大いに盛り上がった。

写真 前夜祭。浴衣に下駄に盆踊り、手作り料理で日本の風物を満載した企画で大いに盛り上がった。

 

 サマーセミナーの実行委員会(下村健委員長)は「前夜祭」として日本文化の体験を計画した。一行はウォンテック会長を除き、浴衣姿に身を包み日本のお祭り気分。食事はサマーセミナーの手作りの家庭料理、たこ焼きやかき氷、特製の団扇で盆踊り。雨で花火こそできなかったが、日本の夏を楽しんだ。

8月21日へ

line


仏教だから共有できる感動の世界。仏法僧 Buddhist On Stage
Copyright(C) 2005― Office Fujii, Allright Reserved.